【栃木】横浜市で1月に開催された「横浜太鼓祭~浜の和太鼓コンテスト~味噌(みそ)六日本一決定戦第15回大会」の大太鼓シニア部門で、市内の太鼓グループ「岩舟武蔵太鼓」に所属するパン屋経営高場由美子(たかばゆみこ)さん(50)=岩舟町小野寺=が準優勝に輝いた。
同大会の大太鼓シニア部門には、全国から50歳以上の男女18人が出場した。八丁みその仕込みおけを再利用して作った直径6尺6寸(約2メートル)の大太鼓「味噌六太鼓」を使用し、技術や個性などを競った。
高場さんは子どもの頃から地元の岩舟武蔵太鼓に憧れていたといい、3年前から小学生の娘と一緒に同グループで太鼓を習い始めた。1年ほど前から大太鼓に挑戦し、今回初めて全国大会に臨んだ。
本番では、グループの打頭上光(かみひかる)さん(50)が作ったオリジナル曲「荒馬」を披露。舞台役者をしていた経験を生かしてセリフを取り入れ、自身の個性を引き立たせて好成績を残した。
4日、市役所に大川秀子(おおかわひでこ)市長を表敬訪問した高場さんは「初めての大会だったので緊張したが、本戦では大太鼓との融合に力を入れていた舞台表現に気持ちを込めて演奏できた。これからも上の賞を目指して練習に励んでいきたい」と笑顔で語った。