ジェンダー・ギャップ指数とは、男女格差の現状を数値で示したものです。スイスのシンクタンク、世界経済フォーラム(WEF)の2024年の報告によると、日本は146カ国中118位と世界最低レベルでした。ではみなさんが住む街の男女平等度はどうなのでしょうか。地域ごとの男女格差の特色を浮かび上がらせ、「見える化」したのが都道府県版ジェンダー・ギャップ指数です。
研究者らでつくる「地域からジェンダー平等研究会」が地方から日本のジェンダー平等を底上げすることを目指して、2022年から毎年、国際女性デーに公表しています。
このサイトで足元の現状を見つめ、格差が残る場所を探し出し、変化のきっかけとしてください。数値の改善が目的なのではなく、重要なのは働き方や意識を変えることです。男女格差(ジェンダー・ギャップ)が解消されることは、誰もが生きやすい、取り残されない社会の実現につながります。まずは知ること、広めることから始めてみませんか。
指数算出には、都道府県別・男女別のデータがある統計から4分野計30項目を選びました。世界経済フォーラムが採用している「政治」「健康」「教育」「経済」の4分野のうち、都道府県差の少ない「健康」は外し、代わりに住民に身近な「行政」を採用しています。
項目選定や全体統括は三浦まり・上智大教授(ジェンダー論)が担当し、統計処理は竹内明香・上智大准教授(統計経済学)が監修しました。
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