岩手県大船渡市の大規模山林火災で、栃木県の緊急消防援助隊は1日、同市赤崎町の山林で、民家への延焼を阻止する消火活動に当たった。バチバチと音を立て山から迫る炎、立ち上がる煙-。「家だけは守る」。消防隊員は重さ約20キロの水のうを背負って急斜面を登り、水をかける作業を繰り返した。県防災ヘリ「おおるり」も別の場所で上空から散水した。第1陣109人は同日夕、3日間の活動を終え、第2陣に任務を引き継いだ。平成以降、国内最大の林野火災現場で、本県隊の懸命の消火活動が続く。

白煙が立ちこめる火災現場に向かう本県の消防隊員。上部の斜面には炎が見えた=1日午前10時25分、岩手県大船渡市赤崎町合足、広瀬華撮影
記者は1日午前10時過ぎ、民家が10軒ほど点在する同市赤崎町合足(あったり)地区に入った。白煙が上がり、木が焼ける臭いが漂う。
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