第50回城山杯争奪東日本卓球大会最終日は23日、鹿沼市のTKCいちごアリーナでカデット(中学2年以下)と一般の男女が行われ、50年の歴史に幕を閉じた。

大会を終え、看板前で記念撮影する大貫会長(前列左から4人目)や平野さん(同5人目)ら関係者=鹿沼市下石川、23日午後6時5分
宇都宮市城山中卓球部OB、OGでつくる城山クラブが1976年に創設した大会。2012年ロンドン五輪女子団体銀メダリストで鹿沼市出身の平野早矢香(ひらのさやか)さんらを輩出したが、運営の人員不足などで継続が困難となり、今年限りで終了することが決まった。
今大会には全国から計約1500人が出場。会場には平野さんや宇都宮市出身の森田亜衣(もりたあい)さん(旧姓藤沼(ふじぬま))の両オリンピアンが訪れ、スタッフとして大会運営をサポートした。
城山クラブの大貫重雄(おおぬきしげお)会長(75)は「感慨深く、スタッフをはじめ、多くの人に感謝しかない。栃木が卓球王国になるため、今後も県内で全国規模の大会が開かれ、根付くことを期待したい」と話した。
(文・鈴木航、写真・河野光吉)