福井県内で今季、豊漁となった寒ブリ。活況を伝えるニュースに対し、同県内の読者から「地元スーパーで並んでいるのを見たことがない」「どこで売っているのでしょう」といった疑問の声が福井新聞の「ふくい特報班」(ふく特)に届いた。調べてみると、東京や大阪、名古屋など大消費地への流通が多いものの、同県内で取り扱うスーパーも複数あった。魚の流通関係者は「県内産ブリはないの? と声を上げてもらうと流通が増えていく」と消費者ニーズの高まりに期待を寄せている。

県海洋資源研究センター(福井県敦賀市)によると、冬季のブリの漁獲は県内では若狭湾がほとんど。昨年12月の県内漁獲量は702トンで、統計が残る1992年以降で過去最多になった。今年1月末現在は漁獲のピークは過ぎ、漁は最終盤。県内産天然ブリが店頭に並ぶ数や頻度も減っていく見込みだ。
(福井新聞)
残り:約 812文字/全文:1270文字
下野新聞デジタルに会員登録すると…
- 事件事故や高校野球・イベントなど速報でとちぎの「今」が分かる
さらにスタンダードプランなら…
- デジタル有料記事の大半が読める
- 教育や仕事に役立つ情報が充実
愛読者・フルプランなら…
- アプリも使えて、おくやみ情報もいち早く