現在は芝生広場として活用されている栃木会館跡地(中央)=1月7日、宇都宮市本町

 福田富一(ふくだとみかず)知事は20日の県議会代表質問で、県庁前に広がる栃木会館跡地など県有地の利活用について、オフィス、複合施設、スポーツ交流の3パターンに絞り込んだことを明らかにした。県庁周辺地域のにぎわい創出や交流促進を主眼に決めた。また県立美術館と図書館、文書館の3施設を宇都宮市の県体育館跡地に新築移転する「文化と知」の拠点について、概算の整備費用が400億~500億円に上ることも明らかにした。今後、コンサルティング会社の助言を受けるなどし、両施設の詳細を詰める。