気象情報会社ウェザーニューズ(千葉市)は18日、県内で同日までにスギ花粉の飛散が確認され、敏感な人に症状が出始める「花粉シーズン」に入ったと発表した。本県の飛散開始日は15日。昨年より3日、平年より1日遅い。
同社によると、県内に14台設置している花粉観測機で一定量の粒子を確認した他、同社が運用するニュースアプリのユーザーからの症状報告を加味し判断した。
全国では福岡県が最も早く1月25日にシーズン入りした。2月17日までに本県を含む1都19県で花粉の飛散が始まった。
本県など関東では22~24日の三連休、寒波の影響で花粉の飛散は抑えられるが、連休明けに本格化する見込み。本県の今年の飛散量は前年の2倍超と多い予想で、飛散は4月下旬まで続く見通し。
担当者は「マスクや目薬で万全の対策をとる他、服に付いた花粉を払うなど家に持ち込まないようにしてほしい」と呼びかけている。