卓球の城山杯争奪東日本大会が、半世紀の歴史に幕を閉じる。22、23日に鹿沼市のTKCいちごアリーナで開催する第50回大会が最後。全国から選手が集い、一クラブ主催の大会としては国内最大規模にまで成長したが、運営の人員不足などから継続が困難になった。森田亜衣(もりたあい)さん(旧姓藤沼(ふじぬま)、宇都宮市出身)や平野早矢香(ひらのさやか)さん(鹿沼市出身)らオリンピアンも数多く輩出してきた登竜門。主催する城山クラブの大貫重雄(おおぬきしげお)会長(75)は「さみしく終わるのではなく、盛り上げて笑顔で終わりたい」と有終を飾る。
大会は1976年、宇都宮市城山中卓球部のOB、OGを中心に、中学を卒業しても卓球に親しみ、活躍できる場をつくろうと創設。時を同じくして城山クラブも発足した。
当初は地域の大会として同校体育館で行われ、カテゴリーも一般のみ、男女200人程度が参加する小さな大会だった。第7回以降、小学生各年代の「ホープス」「カブ」「バンビ」、中学生の「カデット」と拡大。第19回では高校生の「ジュニア」を創設し、ピークの第44回は予選会を含め延べ2493人が参加した。
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