女子回転で準優勝した大西(足大付)の2回目=北海道釧路市の阿寒湖畔スキー場、森田大地撮影

 第74回全国高校スキー大会(インターハイ)第2、3日は9、10の両日、北海道釧路市の阿寒湖畔スキー場ほかでアルペンなどが行われ、県勢は女子回転(2回)で大西美琴(おおにしみこと)(足利大付)が2年連続の準優勝。大貫詩旺(おおぬきしお)(同)は5位に入り、8日の大回転と合わせて2種目で入賞した。

 大西は1回目で57秒20の4位につけ、2回目に全体1位タイの54秒13をマークし、一時トップに立ったが優勝はならなかった。大貫は1回目で7位とし、2回目に全体3位の54秒90で順位を上げた。

 男子大回転は上村悠瑳(かみむらゆうさ)(同)の41位が県勢最高だった。

 大会最終日は11日、同会場ほかでアルペンの男子回転などが行われる。

あと一歩「攻め切れず」

 今年もあと一歩届かなかった。アルペン女子回転で足利大付3年大西美琴(おおにしみこと)はトップにわずか0秒20及ばず、2年連続の準優勝で終わった。「支えてくれた人たちに恩返しがしたかったが、できなかった」と悔し涙がこぼれた。