解体工事が進む足利東映プラザ劇場

スタンプラリーのリーフレットとオリジナルステッカー

解体工事が進む足利東映プラザ劇場 スタンプラリーのリーフレットとオリジナルステッカー

 【足利】市の区画整理事業の進行に伴い、大正時代から市民に親しまれてきた井草町の元映画館「足利東映プラザ劇場」の解体工事が進んでいる。2月下旬には建物がなくなる見通し。市民からは取り壊しを惜しむ声が上がり、近隣の商店関係者らは劇場に「さよなら」を伝える機会を設けようと、2月末までスタンプラリー企画を行っている。

 同劇場は1921(大正10)年、現在と同じ位置に「有楽館」としてオープンした。77年には建物を全面改装し、劇場を2館併設した「足利東映劇場・足利東映プラザ劇場」に。東映作品などの上映を続けていたが、シネコンの台頭などで経営状況が悪化し、2000年4月に閉館した。