湿度が低下し、空気が澄む日が増える冬の時季の夜、太平山(栃木県栃木市)の謙信平展望台から東京方面を望むと、明るい高層ビルの中に高さ634メートルの東京スカイツリー(東京都墨田区)の姿が肉眼でも確認できる。
関東平野を一望できる謙信平からの直線距離は約75キロ。スカイツリーの周辺では、さらに南側の羽田空港を離着陸する飛行機が飛び交う様子もうかがえる。
1月末、午後9時40分ごろから撮影。写真の明るい部分だけを合成する「比較明合成」で300枚を合わせると、関東平野の夜景ときらめく星空、飛行機の光跡が浮かび上がった。