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 第66回県郡市町対抗駅伝競走大会(栃木陸上競技協会、下野新聞社など主催)は26日、宇都宮市のカンセキスタジアムとちぎ-栃木市のニッコークリエートスポーツフィールドとちぎ(栃木市総合運動公園陸上競技場)間往復の10区間65・2キロの新コースで行われ、那須塩原Aが3時間27分25秒で3年連続13度目の総合優勝を飾った。往路優勝も7年ぶりに果たした。足利Aが10年ぶりの総合2位。5年ぶりに復路優勝の芳賀郡が総合3位だった。

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カンセキスタジアムとちぎを一斉にスタートする1区の選手たち=26日午前10時、宇都宮市西川田2丁目、杉浦崇仁撮影
カンセキスタジアムとちぎを一斉にスタートする1区の選手たち=26日午前10時、宇都宮市西川田2丁目、杉浦崇仁撮影

 冬晴れの下、北寄りの強い風も吹く中で19郡市町29チームが出場。那須塩原Aは1区吉川洋次(よしかわひろつぐ)(ヤクルト)が区間賞を獲得すると5区まで一度も先頭を譲らなかった。復路は6区坂井駿太(さかいしゅんた)(那須拓陽高)から10区郡司貴大(ぐんじたかひろ)(郡司畜産)まで2位でたすきリレー。総合タイムは足利Aに2分21秒差をつけた。

 大幅なコース変更は、県庁-日光市総合会館間往復から主に県道宇都宮栃木線(通称栃木街道)を通る県庁-栃木市総合運動公園陸上競技場間往復に変更された2005年以来20年ぶり。公道開催は2年ぶりとなり、多くの観衆が沿道から声援を送った。

 同日開催された第17回県小学生駅伝競走大会は栃木市総合運動公園内特設コースの6区間9・073キロで35チームによって争われ、よろしく真岡Rが30分42秒で10大会連続14度目(新型コロナウイルス禍による2大会中止を挟む)の優勝を果たした。(田井伎)

那須塩原A1区の吉川(中央)がラストスパートで2位の足利A・小林を突き放す=壬生町、磯真奈美撮影
那須塩原A1区の吉川(中央)がラストスパートで2位の足利A・小林を突き放す=壬生町、磯真奈美撮影

狙い的中、主導権握る 那須塩原A

 往路でリードを築き、復路では総合1位を一度も譲ることなく3連覇を飾った那須塩原A。高久亮(たかくりょう)監督(那須塩原市陸協)が「理想的な展開」と振り返る会心の勝利だった。