濃茶をじっくりと味わう参加者=26日午前、宇都宮市

濃茶をじっくりと味わう参加者=26日午前、宇都宮市

濃茶をじっくりと味わう参加者=26日午前、宇都宮市

濃茶をじっくりと味わう参加者=26日午前、宇都宮市 濃茶をじっくりと味わう参加者=26日午前、宇都宮市 濃茶をじっくりと味わう参加者=26日午前、宇都宮市

 表千家同門会県支部(船田元(ふなだはじめ)支部長)は26日、宇都宮市内のホテルで恒例の初釜を開いた。新型コロナウイルス禍の感染対策で控えていた「回し飲み」を5年ぶりに再開した。華やかな和服姿の支部会員や来賓ら約270人が参加し、新春の一服を楽しんだ。

 濃茶、薄茶、点心の3席を設けた。濃茶席では、5年ぶりに回し飲みを行った。茶人千利休(せんのりきゅう)が始めたとされ、心の結び付きを強める作法として重視されてきたという。

 参加者は丁寧にたてられた茶をじっくりと味わったり、よりすぐりの茶器を鑑賞したりした。初釜恒例の福引きも楽しんだ。

 毎年参加しているという大田原市薄葉、伊藤節子(いとうせつこ)さん(77)は「お菓子とお茶がマッチしていて、とてもおいしくいただいた。心を新たにできた」とほほ笑んだ。