厳しい寒さが続く中、日光市御幸(ごこう)町の製氷業「氷屋徳次郎」の製氷池で16日朝、今シーズンの天然氷の切り出し作業が始まった。

分厚い天然氷を製氷池から引き上げる協力者=16日午前9時10分、日光市御幸町
全国から集まった協力者ら約40人が、午前6時ごろから作業に当たった。厚さ約14センチに凍った池の氷を、エンジンカッターなどで1枚約40キロに切り分けながら、レールに滑らせて氷室へ運んでいった。
今季の作業はもう1回予定し、計4千枚を切り出す。ゴールデンウイークごろから全国に出荷する。
生産者で5代目の山本仁一郎(やまもとじんいちろう)さん(49)は「今年は氷ができるまで時間がかかったが、良い物ができた」と話した。