年の瀬を迎えた29日、栃木県内の商業施設やスーパーなどは、年越しや正月用の食材を買い求める客でにぎわった。

おせちの食材を品定めする買い物客=29日午後1時20分、宇都宮市インターパーク6丁目
宇都宮市の「FKDインターパーク店」には、開店から多くの買い物客が訪れた。食品売り場には年越しそばや牛肉などのほか、かまぼこやだて巻きといったおせち料理の定番商品がずらりと並んだ。
同店の担当者によると、為替の影響などで鮮魚は昨年よりも割高になっている商品が多いものの、天然マグロやタラバガニの人気が高いという。最もにぎわうのは30、31の両日を見込んでいる。
日光市から訪れていた、主婦永吉夏子(ながよしなつこ)さん(72)は「品ぞろえが良くてたくさん買ったので、無事に年を越せそう。家に帰ったらすき焼きと湯豆腐を作って、おせちの準備もしたい」と話した。