視覚障害者らを支えようと、県盲学校(宇都宮市福岡町)が今春設置した「とちもうeye(あい)サポートセンター」により、支援の拡充を図っている。おもちゃが見えにくい、教科書や黒板の文字が見えない、家庭や職場で不便を感じる-。0歳~高校生の生活や教育面の相談受け付けを中心に、視覚障害のある児童生徒の在籍校に出向く通級指導、研修会の開催などに力を入れる。

 12月中旬、同校内のセンターの活動教室。岡澤恵理子(おかざわえりこ)教諭(48)が、弱視の女児(6)に尋ねた。「何が書いてある?」