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 「フクロウ神社」として知られる栃木県那珂川町矢又の鷲子山上(とりのこさんしょう)神社で9日、年末恒例の巨大フクロウ像のすす払いが行われた。

巨大フクロウ像のすすを竹で払う参拝者ら=9日午前11時15分、那珂川町矢又
巨大フクロウ像のすすを竹で払う参拝者ら=9日午前11時15分、那珂川町矢又

 同神社境内各所には約150体のフクロウ像がある。毎年12月9日を「いーふくの日」として、高さ約7メートルの巨大フクロウ像を含め、1年間の汚れを落としている。

 この日は参拝者や神社関係者ら約200人がそろいの黄色いタオルを身に着け、ほうきに見立てた長い竹で像のすすを払った。今回初めての試みで、きれいになった像の台座に参拝者の願いを記した幕を設置した。

 大田原市戸野内、農業五江渕茂雄(ごえぶちしげお)さん(71)は「孫の大学合格と宝くじの当選を願った。御利益があると良い」と話した。