宇都宮市清原地区北部の山林で不法投棄が相次いでいる問題で、地元の板戸町自治会はこのほど、同地区で不法投棄物を撤去した。
同自治会は2020年から、隣接するゆいの杜(もり)刈沼自治会などと協力し、不法投棄物の撤去や清掃、監視活動を続けている。
今回は自治会の役員、土木委員や地元有志、宇都宮東署清原交番の警察官など17人が参加。約2時間かけて市道沿いや山林でタイヤやビン、缶、テレビ、洗濯機などを回収し、板戸町集落センターに運び込んだ。不法投棄場所には「不法投棄は犯罪です」と書かれた看板も設置した。
板戸自治会の松沼義雄(まつぬまよしお)会長(69)は「板戸町は昨年と今年で、5カ所も不法投棄の被害に遭っている。防止には行政だけでなく、住民も一緒に対応する必要がある」と協力を呼びかけた。