10月27日に投開票された衆院選の期間中、下野新聞社が実施したボートマッチ「Smatch(すまっち)」の利用者は延べ1814人に上り、生活に関わる政策や社会問題などに関心が集まった。回答状況を見ると、全体的な傾向が読み取れるほか、設問によっては年代による意見の違いが見られた。主要な争点のうち、特に関心の高かった「経済・雇用政策」「教育・人口減対策」「政治とカネの問題」の3分野を中心に、結果を紹介する。監修を務めた白鴎大法学部の市島宗典(いちしまむねのり)教授と宇都宮大地域デザイン科学部の中村祐司(なかむらゆうじ)教授には、結果の分析やボートマッチの総括も聞いた。

 

■政治とカネの問題 透明化求める声根強く

 自民党派閥裏金事件に端を発した「政治とカネ」の問題は、今回の衆院選の大きな争点となった。