制服を一新し、清原保育園児(手前)と共に演奏する市消防音楽隊

 【宇都宮】市消防音楽隊は、21年ぶりに冬用制服のデザインを一新し7日、JR宇都宮駅東口交流広場「宮みらいライトヒル」で、お披露目を兼ねた演奏会を開いた。

 演奏を通じて市民との触れ合いを深め、消防行政を理解してもらうのが狙い。来年の同隊結成40周年を前に、華やかなイベントから厳かな儀式などあらゆる場にも合うように、色は濃い赤から明るい紺に変更した。

 同音楽隊は音楽好きの市消防職員と市消防団員34人で構成し、非番の日に練習している。隊員たちはホースを楽器に持ち替えて成果を披露。消防職員の士気を高める「ハローファイヤーマン」や「ミッキーマウスのマーチ」など10曲を演奏した。幼年消防クラブで活躍する清原保育園児の鼓笛隊も参加し、華を添えた。

 同音楽隊の大垣兼吾(おおがきけんご)楽長(57)は「制服が変わりイメージチェンジした気分。親しみやすい演奏で、市民との音の架け橋になりたい」と話した。