完封で20年ぶりの決勝進出を果たし、抱き合って喜ぶ宇工の先発横山(左)と捕手の宇塚=清原

 第77回秋季県高校野球大会第10日は5日、清原球場で準決勝2試合が行われ、宇都宮工が20年ぶり20度目、佐野日大が6年ぶり11度目の決勝進出を決めた。両校は26日に神奈川県内で開幕する関東大会に出場する。

 20年の雌伏の時を経て手にした関東切符。宇都宮工先発の横山健(よこやまたける)は最後の打者を打ち取ると、捕手の宇塚遼人(うづかはると)とマウンドで抱擁を交わした。104球完封のエース左腕は「打たれても(点を)取ってくれると信じていた」と打線への信頼を強調した。