約100人が参加したシンポジウム=8日午前、ライトキューブ宇都宮

 3日間にわたり行われた「第78回全国レクリエーション大会2024とちぎ」が8日、閉幕した。県内外から延べ約1万5千人が参加し、参加者同士の交流を深めるとともに、研究成果の発表などでレクリエーション振興について考えた。

 同大会は6日に開幕。期間中、ドッジボール、ペタンク、日本民謡など19の交流種目が10市町で行われた。この他、メイン会場となった宇都宮市宮みらいの「ライトキューブ宇都宮」では、レクリエーションに関するパネルディスカッションやワークショップ32セッションが開催された。

 最終日の8日には「ウェルビーイングとレクリエーション」と題するシンポジウムが行われ、約100人が参加した。基調講演で、北京とロンドン五輪に競泳で出場した伊藤華英(いとうはなえ)さん(39)が、女性アスリートの生理の課題に対して専門的知見の情報を発信する「1252プロジェクト」について説明。「若い選手は、将来の健康問題を見据えた取り組みをしなければならない」などと訴えた。

 第79回大会は2025年10月31日から3日間、名古屋市を中心に開催される。