小児がんへの支援や理解を呼びかけようと、NPO法人日本小児がん研究グループ(JCCG)は9日、県庁昭和館を金色にライトアップした。9月は世界小児がん啓発キャンペーン月間で、JCCGが主催する「ゴールドセプテンバーキャンペーン」の一環。
ライトアップは自治医大付属病院と自治医大とちぎ子ども医療センターの呼びかけで県内で初めて実施。今年は全国100カ所以上のランドマークや施設が参加している。
午後6時過ぎ、小児がん経験者らのカウントダウンで点灯すると、昭和館が輝くような光に包まれた。同センター小児脳神経外科の五味玲(ごみあきら)教授(64)は「小児がんの治療薬や治療の問題を知ってもらうきっかけになってほしい」と話した。
一方、世界小児がん啓発キャンペーン月間に合わせ、獨協医大病院も9日、本館の正面玄関のライトアップを始めた。点灯は14日まで。