栃木県庁

 県県土整備部は3日、8月24~26日の豪雨による県内公共土木施設の概算被害額が60カ所で24億700万円に上ったと発表した。国に国庫災害復旧事業として申請を予定している。

 県管理施設の被害は河川や砂防、道路の計56カ所で22億5600万円。内訳は河川が田川(宇都宮市)や行川(日光市)などの49カ所17億6900万円で、護岸が崩壊するなどした。砂防は鹿沼市内などの3カ所で4億1400万円。道路の被害は7300万円で、県道石裂上日向線(鹿沼市)など4カ所でのり面が崩れた。

 市町管理施設では、道路と橋梁(きょうりょう)の計4カ所で1億5100万円の被害が出た。矢板、塩谷の2市町内で道路ののり面が崩れた。壬生と野木の両町内では沈下橋などが損傷した。