宇都宮地方気象台は3日午前6時36分、「大雨と雷および突風に関する栃木県気象情報」を発表した。県内では4日昼前にかけて、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水に注意、警戒するよう呼びかけている。落雷や竜巻などの激しい突風、降ひょうにも注意が必要という。

 気象台によると、県内は前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込んでいる影響で、大気の状態が非常に不安定となっている。これまでに降った雨により地盤の緩んでいる所があるため、少ない雨量でも土砂災害の危険度が高まる恐れがある。

 県内は4日昼前にかけて大気の状態が非常に不安定となる見込みで、3日昼すぎから4日昼前にかけて、雷を伴った激しい雨の降る所がある。雨雲が予想以上に発達した場合などは、警報級の大雨となる可能性もある。

 3日から4日にかけて予想される1時間降水量は、多い所で北部、南部ともに40ミリ。4日午前6時までと5日午前6時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で北部、南部ともに80ミリ。