「鬼怒川温泉物語」の画面

「鬼怒川温泉物語」の音スポット

「鬼怒川温泉物語」の画面 「鬼怒川温泉物語」の音スポット

 エイベックス・アライアンス&パートナーズは、日光・鬼怒川温泉限定で楽しめる「音声AR肝試し」をスマートフォンの専用アプリで配信している。

 出版大手KADOKAWAが運営する日本最大級のWeb小説サイト「カクヨム」との共同特別企画。音声AR(拡張現実)は、衛星利用測位システム(GPS)などを使い、特定の場所にひもづけた音声コンテンツを、専用アプリから配信する仕組み。

 日本各地を題材にした短編ホラー小説を募集し、応募のあった339作品の中から、地域性や音声AR技術との相性を加味して選定した21の優秀作品を音声AR化した。

 作品は音声ARアプリ「SARF」で配信している。

 鬼怒川温泉では、東武鉄道鬼怒川温泉駅周辺の鬼怒川にほど近い場所に設けられた「音スポット」で、和泉(いずみ)(作家名)さんの作品「鬼怒川温泉物語」を聴ける。約10分間の鬼怒川を題材にした「ちょっぴり怖い話」で、音声ARの特性を活用した。

 エイベックス・アライアンス&パートナーズは「音声ARで地域の日常を肝試しの舞台へ拡張することで音とフィクションによる新たな没入体験を生み出しつつ、地域の活性化や地域資源の再発見につなげていく」としている。

 本県を含め全国17都道府県の計21スポットで10月31日まで配信している。