宇都宮地方気象台は28日午前５時58分、「大雨と雷および降ひょうに関する栃木県気象情報」を発表した。県内では29日夜遅くにかけて、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水に注意、警戒するよう呼びかけている。落雷や突風、降ひょうにも注意が必要という。

◇最新の防災情報・気象警報

　県内では暖かく湿った空気の流れ込みや日中の気温上昇の影響で、29日夜遅くにかけ大気の状態が不安定となる見込み。これまでに降った大雨により、地盤の緩んでいる所がある。

　28日の夕方から夜の始め頃にかけてと、29日の昼過ぎから夜遅くにかけて、雷を伴った激しい雨の降る所がある見込み。雨雲が予想以上に発達した場合や、発達した雨雲がかかり続けた場合は、警報級の大雨となる可能性がある。降ひょうの恐れもあるため、農作物や農業施設の管理にも注意が必要という。

　28、29日に予想される１時間降水量は、いずれも多い所で北部、南部とも40ミリ。29日午前６時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で北部、南部とも80ミリ。30日午前６時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で北部、南部とも１００ミリ。