宇都宮地方気象台は27日午後4時21分、「大雨と雷および降ひょうに関する栃木県気象情報」を発表した。県内では28日夜遅くにかけて土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水に注意、警戒するよう呼びかけている。落雷や突風、降ひょうにも注意が必要という。

◇最新の防災情報・気象警報

 気象台によると、県内では温かく湿った空気の流れ込みや日中の気温上昇の影響で、28日夜遅くにかけて大気の状態が不安定となる見込み。これまでに降った大雨により、地盤の緩んでいる所がある。

 28日未明にかけてと、28日夕方から夜のはじめごろにかけて、雷を伴った激しい雨や非常に激しい雨の降る所がある見込み。雨雲が予想以上に発達した場合や、発達した雨雲がかかり続けた場合には、警報級の大雨となる可能性がある。降ひょうの恐れもあるため、農作物や農業施設の管理にも注意が必要という。

 予想される1時間降水量は、いずれも北部、南部とも多い所で、27日が50ミリ、28日が40ミリ。予想される24時間降水量は、いずれも北部、南部とも多い所で、27日午後6時から28日午後6時までが100ミリ、28日午後6時から29日午後6時までが80ミリ。