カゴメは楽しみながら同社の事業や野菜への理解を深めてもらおうと、那須塩原市西富山の那須工場に見学者向けのPRルームを設け、5日にメディア向けの内覧会を開いた。
同工場はトマトジュースなどの野菜飲料を中心に生産する同社最大の工場。工場見学は新型コロナウイルス感染拡大防止のため2020年から休止していたが、19日に再開する。
PRルームは約200平方メートル。工場の概要などを見学者に説明するために使用していた部屋を改修した。木がふんだんに使われた自然な風合いの空間に、野菜をモチーフにした木製の造形物や大型のタッチモニター、野菜摂取の充足度を測る「ベジチェック」などが置かれている。
見学は完全予約制で、同社のウェブサイトから申し込む。PRルームで楽しんだ後、工場で製造工程を見学する。高田貴志(たかだたかし)工場長は「多くの皆さんに訪れていただき、楽しんでほしい」と話した。