任期満了に伴う野木町長選は4日投票が行われ、即日開票される。いずれも無所属で、5選を目指す現職真瀬宏子(ませひろこ)氏(78)=自民、公明推薦=、新人で元町議会議長黒川広(くろかわひろし)氏(74)、元町議会副議長舘野崇泰(たてのたかやす)氏(49)、元県職員伏木徹(ふせぎとおる)氏(55)の4人が立候補し、激しい選挙戦を展開している。
真瀬氏は4期16年の実績を強調。「誰もが幸せを感じる町を目指す」として、安全・安心や活力に満ちたまちづくりに向け「着実な改革」などを訴えている。
黒川氏は真瀬氏の多選を批判。民間企業での実務経験を踏まえ、ふるさと納税の取り組み強化や子育て支援の充実、防災対策の推進などに力を入れる考え。
舘野氏は「町の鮮度を高める」として、JR野木駅周辺の活性化が政策の柱。町長報酬の4割削減、公共事業の価格適正化、空き家対策強化などを掲げる。
伏木氏は「合併大反対!」が旗印。小学生の給食費・教材費無償化といった子育て支援充実、ごみ問題解決、空き農地有効活用などを主要政策としている。