日光彫の伝統をつなぐ　日光の「大島工房」、13日から親子３代の作品展

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大島工房初の展示会をＰＲする３代目の永水さん

　【日光】市内に工房を構えて72年目となった並木町の伝統工芸日光彫「大島工房」の初の展示会「大島一水展　伝統を継ぐ」が13～15日、東武上今市駅に隣接する杉並木公園ギャラリーで開かれる。初代の一水（いっすい）さん（92）が手がけた作品を中心に約１００点を展示。２代目秀水（しゅうすい）さん（64）、４月に３代目となった永水（えいすい）さん（34）の作品も飾り、親子３代に継承された日光彫への情熱がうかがえる内容となっている。

　永水さんが３代目となったことを記念し企画した。永水さんは「彫り師としての祖父の信念、魂を見てほしい。本質を変えることなく、若い人にも関心を持ってもらえたら」と話す。