【壬生】子育て世代の町民と小菅一弥(こすげかずや)町長が育児について意見交換をする「町長とホッと子育てトーク」が10日、町保健福祉センターで初めて開かれ、幼児から小学生までの保護者20人が参加した。
子育て世代の生の声を町の子育て支援政策に反映することが目的。町職員や児童館施設長、保育士も参加した。町によると町内の子育て世代は約3200世帯で、大型商業施設周辺では宅地建設なども進み、若い世代が増えているという。
冒頭、小菅町長が「壬生町が子育てしやすいモデルの街となるよう、普段悩んでいる子育ての実態を率直に話してください」とあいさつ。その後、参加者がリラックスできるよう、保育士らが親子と歌で触れ合う遊びで場を和ませた。
参加者は4グループに分かれ、保育士のアドバイスを受けながら子育てについて議論。「共働きなので夏休みや土日に子どもを預けられる施設がほしい」「保育士をもう少し増やしてほしい」などの意見が出された。小菅町長は「共働きが当たり前となった時代に、親の生活を変えることなく、何を支援できるか考えたい」と述べた。
夫婦で参加したあけぼの町、会社員宮下健(みやしたけん)さん(39)と妻の友里絵(ゆりえ)さん(38)は転勤で昨年山梨県から移住した。健さんは「長男が生後4カ月なので、意見交換は育児に大変参考となった」。友里絵さんも「町長と話ができるなんて、子育てしやすい町だと思った」と話した。