足利銀行(清水和幸(しみずかずゆき)頭取)と常陽銀行(秋野哲也(あきのてつや)頭取)を傘下に置くめぶきフィナンシャルグループ(FG)は26日、宇都宮市桜4丁目の足銀本店で定時株主総会を開いた。取締役選任など3議案を承認。株主からは目標とする株価水準などに関する質問が出た。
72人が出席し、3人が質問した。めぶきFG社長の秋野頭取は1株当たりの純資産に対して株価が何倍かを表す「株価純資産倍率(PBR)」を、現状の0・6倍から「早い段階で少なくとも1倍に持っていきたい」などと答えたという。
出席した茨城県筑西市、会社員の50代男性は「業績は好調で株価も上昇しており、評価できる。2行の統合をさらに進めて経営をスリム化し、稼ぐ力を高めてほしい」と話した。