【宇都宮】困難や不安を抱える女性を支援しようと市は15日、女性のための居場所「つなサポ まいまいルーム」を江野町の市まちづくり交流センターに開設する。毎月第3土曜に設置し、女性が気軽に立ち寄り安心して過ごせる場所として活用してもらうほか、専門の支援員が相談にも対応する。
市がNPOなど民間団体と連携して取り組む「つながりサポート女性支援事業」の一環。「困難な問題を抱える女性への支援に関する法律」の4月施行を受け、新設した。
居場所には、1人でゆったりと過ごせるスペースと、おしゃべりやワークショップができる交流スペースを設置。無料Wi-Fiを完備し、手芸や工作の材料、書籍、漫画なども用意され、思い思いに過ごせる。
相談コーナーでは、女性支援専門の支援員が対応し、必要に応じて専門機関を紹介する。また月ごとに、看護師やハローワークスタッフの出張相談、アロマセラピー教室などの催しを開く。
午後1時半~4時半。利用無料で予約は不要。原則18歳以上の市在住、在勤、在学の女性が対象で、子どもの同伴は可能だが託児はない。市男女共同参画推進センターの担当者は「1人で孤立や不安を抱え込まず、居場所をぜひ活用してほしい」と話している。
(問)同センター028・636・4075。