日本トライアスロン連合は30日、都内で理事会を開き、今夏のパリ五輪男子代表に2021年東京五輪代表のニナー賢治(けんじ)(31)=宇都宮市、NTT東日本・NTT西日本=を選出した。
ニナーはオーストラリア出身。オーストラリア人の父と日本人の母を持ち、東京五輪前に日本国籍を取得した。同市のトライアスロンスクール「村上塾」の村上晃史(むらかみこうじ)代表(56)が専属コーチをしている縁で昨年4月、同市に拠点を移した。
初出場の東京五輪は個人14位、ミックスリレーで13位に入った。ニナーは「東京大会も良かったがまだ目標がある。パリではメダルを取りたい」と力強く決意を述べた。