覆せなかった劣勢　Ｖ候補、早すぎる幕切れ　短期決戦の不安要素

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ＣＳ準々決勝第３戦　序盤からリードを許し、表情を曇らせるブレックスの選手たち＝13日、日環アリーナ栃木

　今季51勝９敗のリーグ最高勝率で３季ぶりに東地区を制した宇都宮ブレックス。21連勝のクラブ新記録を打ち立てるなどしたが、２季ぶりに挑んだチャンピオンシップ（ＣＳ）はよもやの準々決勝で敗退した。強さともろさを併せ持ったブレックス。シーズンを振り返り、来季への課題を探る。

　今季のブレックスは間違いなく「強者」だった。レギュラーシーズン（ＲＳ）は一度も連敗することなく、対戦した23チームに負け越すこともなかった。「優勝候補はブレックス」。本命視される声は他チームのファンからもささやかれ、自信を持って挑んだＣＳ準々決勝のはずだった。