鹿沼の「機動パトロール隊」主力３人が会社設立　知名度アップ、「何でも屋」活動資金に

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役員を務める茂木代表（中央）、片岡さん（右）、古川さん

　【鹿沼】災害ボランティアや大芦川のパトロールなど、市内を拠点とするボランティア自警団「機動パトロール隊」の主力３人がこのほど、合同会社「ＥＫＥ　ＦＡＳＴ（イーク・ファスト）」を立ち上げた。同隊の知名度が向上するにつれて、資金面の制約から対応できないニーズが増えていた。幅広い依頼に応える「何でも屋」として収益を上げ、ゆくゆくは同隊の活動資金にも充て活動を広げる狙いだ。

　同隊は２００８年、当時中学生だった元警察官茂木和樹（もぎかずき）さん（28）が同級生と地元の自警団として結成した。本県の他にも神奈川県や熊本県、新潟県など全国８カ所に支部を持ち計１７２人の隊員が所属。イベント時の交通誘導警備や市内の山岳遭難者救助、能登半島地震被災地の災害ボランティアなどを行う。