初夏を迎え、次世代型路面電車(LRT)の沿線も新緑で彩られている。宇都宮市清原工業団地の公園などの木々はみずみずしい葉を付け、黄や赤色の列車とのコントラストを織りなしている。
同所は軌道近くに樹木が多く、県グリーンスタジアム近くの清原北公園にはカツラやコナラの林、軌道がある清原中央通りにはトチノキやケヤキの並木がある。9日は時折晴れ間がのぞき、薫風に揺れる葉のそばを列車がさっそうと走り抜けていった。
同市清原台2丁目、会社員河原淳(かわはらあつし)さん(53)は「昼の休憩中に散歩していた。LRTの車窓からの新緑はまだ見たことがない。乗車して楽しみたい」と話していた。