熱々の石焼き鍋にのったビビンバが「ジュージュー」と音を立てながら運ばれてくる。県産コシヒカリの上にモヤシやホウレンソウ、ニンジン、ゼンマイ、キムチ、豚ひき肉のそぼろに生卵がのった店の一番人気メニュー「石焼ビビンバランチ」(968円)。
都内や佐野市で焼き肉店を経営していた店主鴻上修多(こうがみしゅうた)さん(51)が腕によりをかけた一品。ランチには中華スープとサラダ、ザーサイも付く。ご飯大盛りが無料なのもうれしい。
具と熱い鍋に付いた焦げ飯とのバランスも絶妙で、ご飯をかき混ぜて口に運ぶと意外にあっさりとした塩味。好みでコチュジャンや特製だれを加えると、これもまた良しだ。
黒酢酢豚ランチ(1078円)や豚肉玉子(たまご)ときくらげ炒めランチ(950円)もリピーターが多くお薦め。鴻上さんは「若い男性にもおなかいっぱい、女性にも満足してもらえるランチ」と話す。
店は昨年11月にオープン。店名は妻のかえでさん(34)の名と庭のカエデの木から命名した。52席ある店内では宴会や弁当のテイクアウトもできる。四川風麻婆豆腐(まーぼーとうふ)やホイコーローなどメニューも抱負で、どれも本格中華の味を楽しめる。
▼メモ 下野市柴252の4。午前11時~午後3時、同5~8時半。宴会と弁当は予約制。月曜定休。(問)0285・37・9402。