電子機器受託製造サービスの大日光・エンジニアリング(日光市根室、山口琢也(やまぐちたくや)社長)は26日、2024年1~3月期連結決算で、3300万円の特別損失を計上すると発表した。中国の連結孫会社が生産を終了するため、同期時点で見積もり可能な従業員への補償金などを計上する。
生産を終了するのは恵州市のHuizhou Trois CaiHuang Electronics Co.,Ltd.で、華南地区の生産体制拡充のため21年12月に連結孫会社となった。同地区で、電気自動車(EV)化が進む自動車産業を中心に電子機器の受注拡大を目指していたが、中長期的な見込みが立たず生産終了を決めた。
今後、中国での生産体制は22年11月に子会社化した無錫(むしゃく)市の無錫栄志電子などに人員を集約して受注活動や生産体制を構築していく。
同社によると2月公表の24年12月期の連結業績予想に変更はない。