スイス現代美術を代表する映像インスタレーション作家イヴ・ネッツハマーさんの日本初個展「イヴ・ネッツハマー ささめく葉は空気の言問い」(宇都宮美術館、下野新聞社主催)が10日、宇都宮美術館で開幕する。本展のために制作された大規模な新作インスタレーションも発表され、世界の起源や自己の根拠など「分からないものに向き合っている」という作家からの問いが映像やオブジェを通じ投げかけられる。
約660平方メートルの展示室いっぱいに、竹を用いたインスタレーション「筏(いかだ)」が広がる。“無意識領域の象徴”として地下空間や水面下にひかれるネッツハマーさんが大谷石地下採掘場跡の巨大な地下空洞に触発された新作。大田原産の竹をドラム缶や3Dプリンターを使ったオブジェと組み合わせ、3週間かけて同会場で制作した。
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