宇都宮地方気象台は5日午後4時44分、「大雪に関する栃木県気象情報」を発表した。栃木県北部では5日夜遅くから6日昼過ぎにかけて、大雪となる所がある見込み。気象台は大雪や路面の凍結による交通障害、ビニールハウスなどの倒壊、電線や樹木への着雪、雪崩に注意、警戒するよう呼びかけている。
気象台によると、前線を伴った低気圧が東シナ海にあり、東へ進んでいる。低気圧は発達しながら5日夜には四国の南へ進み、6日朝には関東の東に達する見込み。このため、県内では6日昼過ぎにかけて雪や雨が降るという。
5日午後7時15分ごろ、那須塩原市では所によって雪がちらつき始め、同市沓掛1丁目では湿った雪が路面をぬらしていた。日光市でも夜、JR日光駅前で降雪がみられ、タクシー乗り場や駅舎を白く染めた。
5日午後6時から6日午後6時までに予想される24時間降雪量は、いずれも多い所で北部山地30センチ、北部平地15センチ、南部山地15センチ、南部平地3センチ。