宇都宮地裁

 上三川町天神町の県営住宅の一室で2022年3月、女性の遺体が見つかった事件で、母親への殺人や死体遺棄など五つの罪に問われた長女の同所、自称イラストレーターの女(30)の裁判員裁判論告求刑公判が1日、宇都宮地裁(瀧岡俊文(たきおかとしふみ)裁判長)で開かれた。検察側は複数の状況証拠から「犯人は被告であり責任能力に問題はない」として懲役18年を求刑。弁護側は殺人と死体遺棄への関与を否定し、「犯人だとしても責任能力がない」と無罪を主張して結審した。