縁起物、食べ物などを買い求める人でにぎわった今市花市

 【日光】今市地域の伝統行事「今市花市」が11日、中心市街地の中央町で開かれた。歩行者天国となったJR今市駅前と今市図書館前に露店約140店舗が軒を連ね、午前10時の開始直後から、だるまなどの縁起物、焼きそばや綿あめなどの食べ物を買い求める多くの人でにぎわった。

 今市花市実行委員会の西岡一明(にしおかかずあき)委員長(70)は「好天に恵まれ、昨年よりも来場者が多く非常にありがたい」と喜んだ。実行委によると約3万人が訪れた。

 地元高校生や宇都宮大生でつくる、地域の魅力を伝える市のプロジェクト「にっこうモソモソREKITSUKU会議」も活動紹介ブースを出展。今市高2年芳田奏太(よしだかなた)さん(17)は「花市はもちろん日光には魅力がたくさんあるので、こうした機会を通じて多くの人たちに伝えたい」と話した。