県警は14日、県内で13日午後2時~14日午前8時に、路面凍結によるスリップ事故が43件発生したと発表した。栃木署管内が16件と最多。国道50号の陸橋で事故が多発した。小山署が11件、佐野署が5件と続き、県南部の発生が目立った。
県警交通企画課によると、時間帯は13日午後8時台の13件が最も多く、次いで同7時台と9時台が10件。帰宅時間の発生が相次いだ。
事故類型では単独事故が最多の31件。追突事故が9件、出合い頭が3件だった。人身事故は1件で、栃木署管内で自転車に乗っていた男子高校生が転倒し、軽傷を負った。
事故総数のうち、冬用タイヤなど滑り止め未装着が28件だった。同課は「雪の降る日は不要不急の外出を控え、車には滑り止め対策をしてほしい」と注意を呼びかけている。