車の乗り心地を確かめる生徒

 【上三川】上郷の専門学校、日産栃木自動車大学校はこのほど、本郷中で自動車整備士をテーマにした授業を行った。

 子どもたちに自動車産業への興味を持ってもらうことが狙い。栃木日産自動車販売の協力の下、総合的な学習の時間に実施された。講師は同大学校の中村光之(なかむらみつゆき)校長(61)と同社の稲澤利尚(いなざわとしなお)取締役(60)が務め、2年生2クラス計67人へ向けて各クラスごとに講演した。

 中村校長は「地球環境を守る電気自動車が今の流行」などと業界の概要を話し、自動車整備士の職業について「自動車を高い技術で整備し、常に安全、安心、快適に走らせるプロ」と強調した。稲澤取締役は自動車販売店の仕事について「車の販売や点検などを通じて、お客さまが車を利用する生活を継続的に支援している」と説明した。

 日産自動車が製造するアリアやGT-R、フェアレディZの乗車体験も行われ、生徒たちは車の乗り心地や性能を確かめていた。伊藤士恩(いとうしおん)さん(14)は「話を聞いてとても勉強になった。どの車も見た目から高級感があふれていた」と話した。