スムージーボンボン

甘い香り漂う店内に立つ篠原さん(右)ら

スムージーボンボン 甘い香り漂う店内に立つ篠原さん(右)ら

 甘い香りが鼻に抜け、濃厚な甘みが口の中に広がる。極太ストローでたっぷりと吸い込むぜいたくさ。つぶつぶの食感も楽しめる。看板メニュー「スムージーボンボン」はイチゴのとりこにさせる一品だ。

 イチゴは道路を挟んだビニールハウス計50アールで栽培。朝摘みしてスムージー用に冷凍し、注文が入るたびにミキサーにかけて提供している。コップ1杯に10~15粒を使い、余計な味付けはしていない。

 見た目のインパクトも重視。多めの生クリームに新鮮でみずみずしい生イチゴを添えている。メニューは「とちおとめ(千円)」「とちあいか(1100円)」の2種類から選べる。

 農業生産法人「篠原ファーム」が6次産業化を推進しようと、2020年11月に田んぼだった場所に店をオープンした。田園風景に赤い看板が映える。週末は県外からの客も訪れる人気ぶりで、代表取締役の篠原和貴(しのはらかずき)さん(36)は「バイクの客が立ち寄ったりしてくれる」と喜ぶ。

 イチゴはこれから旬を迎える。篠原さんは「一番寒い時季が一番おいしい。幅広い世代の方に飲んでもらい、SNS(交流サイト)でさらに広まってほしい」と期待する。

 ▼メモ 小山市小薬70の2。午前10時~午後6時。無休(6~10月は月曜定休)。(問)0285・35・2630。