若林美延さん(右から2人目)の手ほどきを受け、鋳造を体験する天明小の6年生たち

 【佐野】天明小で6年生が郷土の伝統産業・天明鋳物について鋳物師から学び、実際に鋳造までを体験する取り組みが20年受け継がれている。今年も授業や鋳造所の見学、秋・冬期の卒業作品(鋳物)作りなどが行われている。小松原茂雄(こまつばらしげお)教頭(56)は「天明鋳物の素晴らしさを実感することで、古里に対する愛着や誇りにつながっている」と成果を語る。