5期目の任期が残り1年となった福田富一(ふくだとみかず)知事(70)は8日までに、下野新聞社のインタビューに応じた。新型コロナウイルス対応に追われる中、いちご一会とちぎ国体・とちぎ大会や先進7カ国(G7)男女共同参画・女性活躍担当相会合の開催にこぎ着けたことなどを実績に挙げ、「公約の大半は実現できた」と振り返った。在職19年は現役知事で最長。今後の去就については明言を避け「新年度予算案の議決後に進退を公にする」との考えを示した。
-5期目の3年間の実績は。
「とちぎ国体や県誕生150年、誘致したG7会合も成果だ。約30年がかりで進めてきたLRTと、県営の管理型産業廃棄物最終処分場エコグリーンとちぎの開業を見届けられたのも政治家冥利(みょうり)に尽きる」
-残り1年の任期中に力を入れたい政策は何か。
「公約の政策集で掲げた75項目の大半は実現または推進できており、約束は守れていると思う。8月に策定した少子化対策緊急プロジェクトは取り組みやすい事業から始めたが、第2弾として新年度予算でしっかりとした柱を立てたい。G7会合の日光声明を尊重し女性活躍も推進する。脱炭素社会実現やデジタル化なども避けて通れない問題だ」
-県立美術館と図書館などを新築移転する「文化と知」の創造拠点の整備は。
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