栃木県教委は7日、県内全中学3年生を対象に実施した2023年度の第1回進路希望調査(10月1日現在)の結果を発表した。県立高全日制への進学希望者は定員1万1075人に対し1万2546人で、倍率は前年同期と同じ1・13倍となった。倍率が2倍以上の学校・学科は3校3科だった一方、定員に満たない学校・学科は38校56科(系)に上った。
24年3月の中学校卒業予定者数は国公私立など計179校で計1万7243人。97・7%に当たる1万6845人が私立や県外を含めて進学を希望している。
県立高全日制で最も倍率が高かったのは宇都宮白楊高食品科学科の3・03倍。続く宇都宮中央高普通科は2・68倍だった。一方、1倍を切ったのは、前年同期と比べて7校増加し、1科(系)減った。今市工業高建設工学科が0・20倍で最も低かった。
県立高定時制への進学希望者は225人で、倍率は前年同期比0・05ポイント増の0・40倍だった。県立特別支援学校宇都宮青葉高等学園への進学希望者は100人で、倍率は同比0・09ポイント減の1・25倍となった。
県外への進学希望は1462人で、卒業者全体に占める割合は同比1・3ポイント増の8・5%。このうち定時制・通信制は181人増の806人だった。就職希望者は49人。第2回調査の結果は来年1月9日に公表を予定している。